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TSUN-DOKO

つんどこ

 とある田舎の築100年あまりの納屋を改装し、依頼主が老後を楽しむ為のアトリエ兼ギャラリーを設計した際の床材。孫とひ孫が沢山いるこの家は、正月や夏休みになると幼い子ども達が沢山訪れる。おもちゃを常備するほどでもない。でも何も無いのもつまらない。そこで、改装した時に不要となった柱材を輪切りにして、積み木のような床材「つんどこ(積床)」をデザインした。年に数回子供たちが来た時は積み木になり、それ以外の時間は床材になっている。かつて建物を支えていた柱材が、空間の意匠に再利用されると同時に、新しい世代の創作意欲をかきたてるおもちゃに生まれ変わった。

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